高温メタン発酵回分実験

(下水汚泥+稲わら)の混合汚泥から,一晩でこれだけの消化ガス(バイオガ)が発生しました.消化ガスの主成分はメタンと二酸化炭素です.最近の下水処理場に設置されているガスエンジンはメタンを燃やして発電し,その排熱で消化槽(メタン発酵槽)の加温が可能です.「未利用バイオマスを下水処理場に集約し,エネルギーを創出!」というシステムの構築が循環型社会の形成に果たす役割は大きいと思うのです.

ちなみに下の写真は消化脱水汚泥にマイクロ波を照射したもの.こう見えて含水率は87%です(固形物濃度13%)さて,こちらはどれだけガスが出るか?楽しみだ!

公立鳥取環境大学 水環境工学研究室(戸苅研究室) HP

公立鳥取環境大学環境学部環境学科 戸苅研究室のHPです.